ゼロの状態
高橋慈正
2018年が始まり、
設立20周年を迎える「NPO法人 東京自由大学」を、本年もどうぞ宜しくお願い致します。
天気予報の寒波は外れることなく、外一面が雪景色。
暮らしとしては大変だが、
去る1月22日、東京でも雪が降ったとニュースが報じる。
人間が主張しない世界が好きだ。
2年前にセネガルの田舎を旅したときに、一番印象的だったのは、
砂漠では、バオバブが大地にどっしり根をおろし、
小さな集落の中では、
故・中野孝次さんは、良寛さんについて語るなかであげる「
・物欲を捨てよ
・今の為に生きよ
・ゼロの状態に身を置く訓練をせよ
・身を「閑」の中に置け
・自分で考え正しく生きよ
全てが自分の思い通りになると思えるような物質的な世界の中で、
降り積みし 高嶺のみ雪 それながら 天つみ空は 霞みそめけり
良寛
閉鎖された世界の中で、精神世界を豊かに過ごす。
私のパソコンのネットワークのHDが壊れ、
ご迷惑をおかけしていることを熟知しつつ、
次回の更新は、今年の夏を予定しております。
3月には、
高橋 慈正/たかはし じしょう
曹洞宗僧侶。東京自由大学では、広報を担当している。2002年より元副理事長・大重潤一郎監督と知り合い、「久高オデッセイ第三部」まで、映画制作の助手を行い、東京自由大学においても「大重潤一郎監督連続上映会」の企画を行ってきた。また、このウェブマガジンの発案者である。ホームページ